赤文字が開院日です。
お間違えなさいませんようご注意ください。

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赤数字が休診日です。
5日(火)、20日(水)は私用のため休診
23日〜27日(土〜水)は引越しのため休診
定休日:日・月・祝日
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
こちらでは下肢にしびれなどを伴う腰痛について触れていきたいと思います。
しびれがある時皆さんはどういうことを思い浮かべるでしょうか。
多くの方がヘルニアではないかと口にされます。「しびれ=ヘルニア⇒治らない、手術が必要」と思っている方も非常に多いように感じます。
この腰痛にも多くの原因が考えられますし、複数の原因が複雑に関係しているケースも珍しくありません。とくに下肢にまで及ぶ症状がある時は、治療に関して慎重に行う必要があるケースもあるので、患者さん自身が正しい知識を持って行動されることが大切です。
どのような原因が考えられるか考えていきましょう。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
下記ではあくまでも読んで下さる方にできるだけ分かりやすい様に病名(症状名)で取り上げ、それについての基礎的な知識を交えてお話させていただきます。
下肢症状を伴う腰痛とは一般的に腰部~下肢が痛む、又はしびれを感じるなどの症状が現れることを言います。
主な診断名として・・・
○腰椎椎間板ヘルニア
○脊柱管狭窄症
○坐骨神経痛
○バージャー病
○腰椎分離症(腰椎分離すべり症)
○脳梗塞
などが挙げられると思います。
その他にも腫瘍性、感染性、膠原病、心因性の腰痛など鑑別すべき病気は様々です。
しびれなどの下肢症状も程度が様々で、中には感覚鈍麻、筋力低下、排尿便障害など重度の症状になる場合は外科的な処置が必要になることもあります。脳梗塞や内科的な疾患では下肢だけでなく手にもしびれをきたすこともあります。感染性の疾患などでは発熱を伴うことがあるということも鑑別すべきポイントです。
安静時や姿勢、歩行などで軽減または憎悪する症状に関しては主に脊柱の問題が示唆されます。一度整形外科にてレントゲン撮影などをされることをお勧めします。
当院ではこのような腰痛患者さんに対し全身を施術対象とし原因を究明していきます。
過去の外傷に対する処置や脊柱の配列、筋筋膜的アプローチなどの筋骨格系に対する処置、内臓の機能異常、血管系などに対し施術を行い、機能の回復を促します。
現在日本においても約8割の人が腰痛を経験したことがあるという調査があり、その大半が原因不明と言われています。すなわち病院の検査で原因が分からないということです。患者さんから聞く事ですが「休養が必要です」「湿布、薬で様子をみましょう」挙句の果てには「心療内科を紹介します」とまで言われる事があるようです。
医療機関でも分からない状況の場合、より身体の機能異常などを調べていく必要があると思います。当院の患者さんは仕事を休まず、定期的な施術で普通に生活ができる方が多くいらっしゃいます。
まずはオステオパシーの理論・方法に基づき、身体の検査を行います。どこが身体のシステムの不調をきたしているか原因を探していきます。
原因を突き止め、身体のシステム改善に留意しながら治療を行っていきます。
目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時アドバイスしながら毎回状態を確認し、治療を行っていきます。
ここで言う「目標」というのは「身体の機能(システム)の改善」です。結果的に患者さん自身の治癒力が症状を解消していくと考えています。
このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていく気がします。
必要回数を重ね確実に身体のシステムの向上を目指すことこそ真の症状改善になると思っています。
これまで腰痛に関して3回に分けて書いていきました。
簡単な解説ではありましたが、皆さんが正しい認識を持って最適な選択肢を選べるヒントになれば幸いです。
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
こちらでは慢性的な腰痛について触れていきたいと思います。
ここでなぜ腰痛を取り上げるかというとズバリ、多くの方が抱える悩みだからです。その中でも特に多い慢性的な腰痛は多くの方が現在抱えていたり、過去に経験されたことがあると思います。
腰痛には多くの原因が考えられますし、複数の原因が複雑に関係しているケースも珍しくありません。
今回は慢性腰痛の原因をオステオパシー的観点から考えていきます。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
下記ではあくまでも読んで下さる方にできるだけ分かりやすい様に病名(症状名)で取り上げ、それについての基礎的な知識を交えてお話させていただきます。
慢性腰痛とは一般的に腰背部に起こる慢性的な痛みのことを言います。
主な診断名として・・・
○変形性腰椎症
○脊柱管狭窄症
○筋筋膜性腰痛症
○腰椎椎間板ヘルニア
○腰椎分離症(腰椎分離すべり症)
○椎間関節性腰椎症 などが挙げられると思います。
きっと病院に通院して上記の診断名を告げられた方もたくさんいると思います。
体性的な主な原因として急性腰痛と同様、運動器(筋筋膜異常)、椎間関節の捻挫、内臓系疾患などが挙げられます。こういった問題を放置した状態で長時間の労働や不摂生、または精神的ストレスなどにより腰痛が慢性化した状態だと言えます。
そしてオステオパシー的観点でいうと、過去の外傷歴に焦点を当てる事があります。
オステオパシーでは過去に経験した外傷に注目します。
なぜかというと、過去に経験した怪我や事故による衝撃などのエネルギーが体内に蓄積して身体の活動を妨げている事が考えられるからです。そしてその問題が筋膜を通じて全身的に影響を及ぼします。身体は全身でバランスを取ろうとします。
外傷の種類も様々あり、捻挫や打撲など軽微なものから交通事故における重度の外傷になればその影響力も大きい事が予想されます。また、外傷には他にも精神的外傷も含まれます。
大小に関わらず、我々は外傷を経験しています。これが身体に及ぼす影響力を頭に入れておくと、身体のケアの重大さが必然と分かるはずです。
当院では慢性腰痛患者さんに対し全身を施術対象とし原因を究明していきます。
過去の外傷に対する処置や脊柱の配列、筋筋膜的アプローチなどの筋骨格系に対する処置、内臓の機能異常、血管系などに対し施術を行い、機能の回復を促します。
当院に来院される方にも多いのですが、病院の処方では症状を繰り返してしまう方、マッサージを受けても改善しない方などはこのような身体の調整が必要になってきます。
まずはオステオパシーの理論・方法に基づき、身体の検査を行います。どこが身体のシステムの不調をきたしているか原因を探していきます。
原因を突き止め、身体のシステム改善に留意しながら治療を行っていきます。
目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時アドバイスしながら毎回状態を確認し、治療を行っていきます。
ここで言う「目標」というのは「身体の機能(システム)の改善」です。結果的に患者さん自身の治癒力が症状を解消していくと考えています。
このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていく気がします。必要回数を重ね確実に身体のシステムの向上を目指すことこそ真の症状改善になると思っています。
それでは次回はしびれを伴う慢性腰痛について書いていきたいと思います。
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
こちらでは腰痛について触れていきたいと思います。
腰痛は当院の患者さんの中でも多くの方が訴えて来院されます。
腰痛の原因は人によって様々で、急性のいわゆる「ぎっくり腰」や「長年の慢性的な腰痛」、「下肢のしびれや歩行障害を伴う腰痛」など人によって多くの訴え方があります。勿論どの症状にも共通して言えることなのですが、年齢や受傷機転、既往歴、生活習慣や過労、食事など複数の原因が複雑に関与していることも考えられます。
詳細を書きだすとキリがないので、ここでは大きく3つに分類して紹介していきたいと思います。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
下記ではあくまでも読んで下さる方にできるだけ分かりやすい様に病名(症状名)で取り上げ、それについての基礎的な知識を交えてお話させていただきます。
急性腰痛とは一般的に腰背部に起こる急な痛みのことを言います。
主な原因として運動器(筋筋膜異常)、椎間関節の捻挫、内臓系疾患、皮膚の異常などが挙げられます。まず注意するべき事は、内臓系疾患の有無です。主に膵臓や腎臓などが炎症時に腰背部痛を訴えるケースは少なくないといいます。その他に腰背部痛から全身症状へと進行する感染性の疾患なども頭に入れておく必要があります。
私の経験で少ない例ではありますが、腰痛を訴えられていた方をすぐに病院へ搬送した事がありました。
その結果、脊髄に膿が溜まっており緊急手術を受けられ事なきを得ました。そのまま放置していたらと思うと、、、。私の中でも非常に貴重な経験となりました。
このように急性腰痛には見分けるべき疾患があるということです。
当院ではこのような患者さんに対し全身を施術対象とし原因を究明していきます。
脊柱の配列や筋筋膜的アプローチなどの筋骨格系に対する処置や、内臓の機能異常、血管系に対して施術を行い、早期回復を促します。急性腰痛の中には椎体の圧迫骨折など、器質的な異常が潜在的にある方などもいらっしゃるので長期的に対処する必要があることも注意しておかなければなりません。
このように既往歴や生活習慣が急性腰痛を引き起こすことも珍しくないので、疲労や食生活など日常生活の改善が必要になる事が言えます。
又、一度急性腰痛になったことがある方は分かると思いますが、再発を繰り返す人も多いです。中にはその都度痛み止めで対処している方もいます。対処療法では再発を防ぐことは難しいと感じますし、辛い思いを繰り返さないために生活の見直しや徒手的な施術を受けることで予防することが大事だと言えます。
まずはオステオパシーの理論・方法に基づき、身体の検査を行います。どこが身体のシステムの不調をきたしているか原因を探していきます。
原因を突き止め、身体のシステム改善に留意しながら治療を行っていきます。
目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時アドバイスしながら毎回状態を確認し、治療を行っていきます。
ここで言う「目標」というのは「身体の機能(システム)の改善」です。結果的に患者さん自身の治癒力が症状を解消していくと考えています。
このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていくと感じています。必要回数を重ね確実に身体のシステムの向上を目指すことこそ真の症状改善になると思っています。
それでは次回は慢性腰痛について書いていきたいと思います。
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
今回は当院にご来院された方の治療事例の中から「喉の不調」についてお話していこうと思います。
喉と聞いてそれは咽喉科のお医者さんの領域だろうと思われる方は多いと思いますが、今回は副次的に長年の喉の不調も改善された例をご紹介したいと思います。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
今回紹介する患者さんは左手のしびれを訴えて来院されました。
30代男性、数週間前にお風呂上りに頭を拭いている時、ピキッという衝撃の後左手がしびれるようになる。
初診時の症状:首を特定の角度に動かすことで左手にしびれが再現される。肩が挙がりにくい。
状態:長年に渡り喉にポリープがあり声がかすれていた。数か月前にポリープ除去手術を受けた。
経過:検査により頸椎由来の神経症状は診られず、喉、胸郭周囲の筋緊張、バランスの不均衡を確認。
1回目の施術により全身を調整、2回目で特に喉周囲に留意して施術を行い、しびれの改善と肩の可動域アップ、喉の詰まりが軽減、話がしやすくなり、全身の緊張が楽になったとのことで施術終了とした。
その直後に控えていたスポーツの試合にも出る事ができたとの報告を受けました。
では上記の治療事例の方のように原因を突き止め、身体のシステム改善に留意しながら治療を行っていきます。
目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時アドバイスしながら毎回状態を確認し、治療を行っていきます。
ここで言う「目標」というのは「身体のシステムの改善」です。結果的に患者さん自身の治る力が症状を解消していくと考えています。
このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていく気がします。
反対に1回の治療で効果を求められる患者さんがいらっしゃるのも事実です。そりゃ早く良くなるに越したことはありませんが、必要回数を重ね確実に身体のシステムの向上を目指すことこそ真の症状改善になると思っています。
私が今回の事例によって感じたことは、しびれの原因も多彩だということです。必ずしも神経症状に代表的なヘルニアや脊柱管狭窄症のような診断を受けた方であっても、身体が楽になる方法はあるのではないかということが言えると思います。
そして喉の不調を感じている方にとっては、例えばポリープが身体の他へと影響を及ぼす事があるということを頭に入れておく必要があるかもしれません。もしかしたらポリープができる理由も何か原因が隠れているかもしれません。
今回の患者さんは身体が楽になったと共に「喉が原因やったんか~」と納得しておられました。
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
以前にも婦人科系疾患に関する事を書きましたが、今回は子宮内膜症に関する事をお話ししたいと思います。
当院の患者さんでも子宮内膜症と診断された方は非常に多く、それぞれ様々な症状を訴えておられます。
医療機関で診断され不正出血や月経痛などの症状にお悩みの方や、婦人科系の症状はないがひどい頭痛、肩こり、腰痛など、多くの症状にも関連する可能性があります。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
下記ではあくまでも読んで下さる方にできるだけ分かりやすい様に病名(症状名)で取り上げ、それについての基礎的な知識を交えてお話させていただきます。
子宮内膜症とは、本来、子宮内膜にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮の組織が子宮以外の場所にできる事を言います。通常月経時に子宮内膜は剥がれ体外に排出されるのですが、子宮以外の場所にある場合、体外に排出されることができず体内に留まることになり、その結果、増殖し溜まった組織が周囲の器官に悪影響を及ぼし卵巣嚢腫や臓器同士の癒着などの問題が起こると言われています。
子宮内膜症は現代の女性の10人に1人がかかるとされています。発症原因は不明で、医師の中にはライフスタイルの変化により現代の女性は以前に比べ妊娠・出産の回数が減り、月経の回数が増えたことが原因の一つではないかと考える方もおられます。
基本的には薬物療法になります。症状の重症度によってピルやホルモン製剤の投与により排卵・細胞の増殖の抑制、鎮痛効果を期待して行われます。重症の場合手術が適応となる場合もあるとのことです。
基本的に当病名にて当院に来院される方の約半数の方は手術を受けた方で、そうでない方は投薬を続けながら行っていきます。
ここでは実際に当院の治療事例をご紹介していきます。
40代女性:子宮内膜症と診断、両チョコレート膿腫
初診時の症状:首の凝り、肩痛、腰痛、以前から生理痛がひどく生活に支障をきたす。不正出血あり。
状態:手術歴なし。薬物療法の副作用あり。外傷歴あり。運動したいが常に痛みやだるさでできない。
経過:2週に一度の来院を継続的に行い、8回受診時には初診時の症状はほぼ改善。お薬の副作用と思われる症状も軽減。経過観察のため月に一度来院中。
30代女性:子宮内膜症と診断、卵巣の手術歴あり
初診時の症状:首・腹部のだるさ、特に月経時が辛い
状態:病院で投薬を受けるが腹部の症状改善せず来院。
経過:初回後月経痛が軽減、鎮痛剤服用せずに過ごせた。首や腹部の症状も数回の治療の後軽減。お薬にて排卵の調整を行いながら経過観察。現在も定期的に受診中。
人により症状も治療の進め方も違いますが、当院に来院された患者さんの中では、上記の治療事例のように症状改善され経過観察をしながら医療機関の治療と並行して受診される方が多くいらっしゃいます。
では上記の治療事例の方々のようにどのような治療を行っていくかを説明致します。
まずはオステオパシーの理論・方法に基づき、身体の検査を行います。どこが身体のシステムの不調をきたしているか原因を探していきます。
原因を突き止め、身体のシステム改善・調和に留意しながら治療を行っていきます。
そして目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時お伝えしながらその都度状態を確認し、治療を行っていきます。
ここで言う「目標」というのは「身体のシステムの改善・調和」です。そうすると結果的に患者さん自身の治る力が症状を解消していくと考えています。
このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていく感じを受けます。
私の経験からしても、オステオパシーによる子宮内膜症の症状改善は見込めると感じています。
そのためには正しく医療機関の受診を行うことも重要な事です。画像診断や血液検査の情報によって手術が必要な状況であるかの判別は特に重要だと思います。
その中で医療機関とは別の方法として徒手療法という役割があります。
特にオステオパシーは内臓や神経系、内分泌系等に対する理論、検査方法などが確立されていることから、婦人科系の病名を診断された多くの方にとってお手伝いができると確信しています。オステオパシーのコンセプトにもあるように自己治癒能力をご自身の身体には備わっているという事を信じていただければと思います。
今回は子宮内膜症に注目して書きましたが、ここで書いた一部は多くの疾患にも共通していることでもあります。
お悩みをお持ちの方に、少しでも希望を持って頂けたら幸いです。
こんにちは。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDE、院長の大野です。
生理前から特に肩こり・首周辺が辛くなる。このような経験をされたことはないでしょうか。
このような症状を訴える方は非常に多いです。
原因として考えられることは
■ホルモンによる影響
■血流の変化
■構造的(子宮、卵巣周囲、内臓の緊張など)問題
■ストレスなど
このような状態をいわゆる月経前症候群(PMS)という総称で表されますが症状は肩こりのみならず、
他にも多く現れることがあるようで
■肩こり・頭痛・めまい・吐き気・動悸・倦怠感
■腰痛・下腹部・乳房の張りや違和感
■食欲の変化
■便秘・下痢
■イライラ、怒りっぽく、攻撃的になる
■無気力・集中力の低下
■孤独感を感じる
最近特によく聞くようになった月経前症候群ですが、あくまでも身体の生理的な反応であり、自然に起こりうることだという認識を持ちながら考えていくべきだと感じます。
しかし多数メディアにも取り上げられるほどこの症状でお悩みの方は多いのでしょう。
私の経験ですが、このような症状も軽減されることがあるということを今回お伝えしたいと思います。
婦人科系の疾患でお悩みの方、漢方やお薬で改善しないという方でも、身体の構造的な問題(骨組み・内臓系・ホルモンバランス等)を改善していくことにより、快適な生活が送れることがあるということです。
オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。
これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。
オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。
➀身体は一つのユニットである。
・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。
➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。
・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。
③身体の構造と機能は相互関係にある。
・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。
④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。
例えば)骨盤周辺の調整、内臓調整、胸郭周辺の調整、脳内の緊張の軽減
これにより)全身的な調和、血流量増加、ホルモン調節、ストレス軽減など
結果的に身体の不活発な活動を再開することで症状軽減につながるということが言えます。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。
今回も肩こりに関する事についてお話をさせていただきます。
これは現代病とも言えるでしょうか。人は日々多くのストレスを感じながら生活を送っていると思います。
仕事、人付き合い、家庭の事情、子育て、勉強、期待からの重圧などなど、、、人によって内容は違いますし、受け取り方も人それぞれです。
これらが発散されることなく溜まっていくことにより身体の反応として肩こりや腰痛などが出ることがあります。
こういった心理的な問題というのは内面的な問題なので数値化できないということから、原因の一つとして見逃されにくい事ではないでしょうか。
例えば・・・病院などの画像検査では異常がないのになぜ辛い症状がでるのか→心療内科でお薬を処方され、服用しているが治らない。
このように対処療法的な事をしているのに改善しないというケースを私はたくさん聞く事があります。
最近は整形外科に通院する腰痛患者の8割が整形領域では改善しない問題を抱えているとの研究結果もあります。
まずはこのような身体の仕組みを自分で理解する事から始める必要があるように感じます。
「病は気から」という言葉は多くの方が聞いたことがあると思います。
まさに身体と心の相互関係性が非常に重要であるということを示しています。
しかし、このことを受け止めて生活している人はどれくらいいるでしょうか。
特に代替医療を志す方々は実際の経験からこのことを知っています。最近はお医者さんの中でも重要性を訴える方がいらっしゃるということは非常に嬉しい事です。
私の経験ではいくら肉体的な施術をしたとしても心理的要因が改善されない方の多くの方が、まだ治らないという気持ちを持ち続けているように思います。
そのような時、私は患者さんとよくお話をします。
実際の身体の状態に加え、更に良い状態へと向かうためにはもっと本人さんの認識を広げる必要性があるためです。
・身体の仕組みのおさらい
・何かに固執している感情がないか。
・施術すれば治るという考え方がないか。
・生活の中で実践できる事は何か。等
このような事を考慮しながら治癒力を妨げている何かを気づいてもらえるように考えていきます。
私ができること、それはあくまでもサポート役だということをご理解ください。
もちろん痛みや症状、お悩み解決に向けて尽力します。そこで更に重要な事はそれを受け取る患者さんの思考です。
身体の状態を良くしていくことでその方の土台となる受け皿が広くなり、症状軽減やストレスの軽減に繋がります。そうなると気持ち的にも楽になり連続的に症状が改善されるケースもあるのです。
一概には言えない事もありますが、なかなか治らない症状をお持ちの方はこういったことを参考にしていただけると新たなステップを踏むきっかけになるかもしれません。
肩こり自体の内容が薄くなってしまいましたが、今回の事が肩こりと関係するということは大いにあるということを知っていただけるだけでいいと思います。
最後になりましたが、オステオパシーは身体と心に対応することができる技術があります。
他の治療で治らなかった方へ、辛い症状の改善の一助となることができれば幸いです。
大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの院長大野です。
今回の子宮内膜症という診断名は非常に多い相談内容ですのでお話させていただきたいと思います。
来院のきっかけとなる症状は人それぞれではありますが、問診票の「既往歴」を記入する欄に子宮内膜症(または子宮筋腫、卵巣嚢腫)の診断を受けたことがあるという方は非常に多いです。
よく話を聞いていると、お薬又は漢方を服用中であるとか、手術を受けられたという方、それにより状態が良くなる方もいらっしゃいますがそうでない方が圧倒的に多く見受けられます。
以前の月経前症候群の記事にも似たような事を書きましたが生殖器系の問題が身体全身に影響を及ぼす事は十分にあり得ることです。
オステオパシー的に身体を診ていくと機能障害を起こしている部位と、少なからず生殖器系の関連が見られることが多いです。もしくは一番の問題が生殖器系にあることもしばしばです。
その場合は主症状が肩こりや頭痛である方もまずは骨盤周囲、もしくは骨盤内臓の施術から行っていくという流れになります。
検査結果により肩こりは肩の筋肉をほぐすだけでは改善しないということが言えます。(肩周囲の筋肉の問題もあることはあります)
また、無理に強い圧で押したり揉んだりすることで余計に凝りが強く、症状も憎悪してしまうケースもありますので注意が必要です。
内臓や関連のある部位からじっくりと改善していくことが必要と言えます。
このようにオステオパシーは身体全体から問題解決のお手伝いをしていきます。
結果的に生活習慣が関係してくることも多いので、その原因となっている行動や癖を注意していくことが意識できるようになり、より長期的な改善も見込めると考えています。
実際に患者さんから「以前は絶対に凝りがひどくなるはずなのに今は大丈夫」といった声はよく聞きます。
このように身体の調整と生活で改めるべき注意点を意識することで症状は変える事ができるということです。
あなたは十分に深呼吸ができますか?
私の臨床経験では、多くの方は呼吸が浅くなっているということがいえます。
呼吸は人間にとって必要不可欠です。しかし無意識に行っているためあまり注意するということが少ない様に思います。
まずは普段の生活の中に深呼吸を取り入れてみてください。
特にデスクワークや仕事に没頭している時は胸郭が狭くなっていることが多く、呼吸が浅くなりがちです。そんなとき深呼吸してリセットします。
仕事やプライベートでも何かに行きずまっている時、その大きな呼吸で新たな思考・ヒントが浮かんでくることもあるかもしれません。
営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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