月経前症候群(PMS)について。

こんにちは。

大阪福島のオステオパシー治療院TIDE、院長の大野です。

生理前から特に肩こり・首周辺が辛くなる。このような経験をされたことはないでしょうか。

■生理前になると肩こりがひどくなる原因

このような症状を訴える方は非常に多いです。

原因として考えられることは

■ホルモンによる影響

■血流の変化

■構造的(子宮、卵巣周囲、内臓の緊張など)問題

■ストレスなど

■月経前症候群(PMS)の症状

このような状態をいわゆる月経前症候群(PMS)という総称で表されますが症状は肩こりのみならず、

他にも多く現れることがあるようで

■肩こり・頭痛・めまい・吐き気・動悸・倦怠感

■腰痛・下腹部・乳房の張りや違和感

■食欲の変化

■便秘・下痢

■イライラ、怒りっぽく、攻撃的になる

■無気力・集中力の低下

■孤独感を感じる

■最近増えている月経前症候群

最近特によく聞くようになった月経前症候群ですが、あくまでも身体の生理的な反応であり、自然に起こりうることだという認識を持ちながら考えていくべきだと感じます。

しかし多数メディアにも取り上げられるほどこの症状でお悩みの方は多いのでしょう。

私の経験ですが、このような症状も軽減されることがあるということを今回お伝えしたいと思います。

■問題は骨組みにある

婦人科系の疾患でお悩みの方、漢方やお薬で改善しないという方でも、身体の構造的な問題(骨組み・内臓系・ホルモンバランス等)を改善していくことにより、快適な生活が送れることがあるということです。

オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。

これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。

オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。

➀身体は一つのユニットである。

・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。

➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。

・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。

③身体の構造と機能は相互関係にある。

・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。

④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。

例えば)骨盤周辺の調整、内臓調整、胸郭周辺の調整、脳内の緊張の軽減

これにより)全身的な調和、血流量増加、ホルモン調節、ストレス軽減など

結果的に身体の不活発な活動を再開することで症状軽減につながるということが言えます。