こんにちは。
大阪市福島のオステオパシー治療院TIDEです。
さて今回は当院の推薦本をご紹介いたします。
さっそくですがこちらがその本です。
私のバイブルです。
この本はオステオパシーを知る人なら一度は目を通したことがあるだろうというほど有名な書物です。
オステオパシー界では知らない人はいない伝説的なオステオパス(オステオパシーを施す者)であるロバート・C・フルフォード氏が著したものであり、彼の自伝的な本でもあります。
フルフォード氏が綴ったこの本の内容は非常に分かりやすく、彼の思考が読む側に伝わりやすく書かれていて、私自身もオステオパシーに出会った頃何度も読み返し、肌身離さずこの本に触れ、オステオパシーの素晴らしさに感銘を受けました。フルフォード博士の提唱する代替医療はオステオパスだけではなく医師、または徒手療法に携わる多くの方に一度は読んでいただきたい本です。
私がこの本を患者さんにもお勧めし貸出しする理由は、その読みやすさにあります。
オステオパシーに限らず専門的な本は一般の方には難しい専門用語も含まれており、読むにつれて読書意欲がなくなってしまうこともあると思います。
そもそもフルフォード博士は臨床においても患者さんに分かるよう専門用語を用いずに説明するという方法をとっていたといいます。それがこの本にも表れていて、実に読みやすく読み進めるにつれて彼の考え方に興味を持ち、どんどん読んでしまいます。
内容はオステオパシーの技術的なことではなく、フルフォード博士の施術経験の中での患者さんの変化やオステオパシーについて、自然医学に対する考え方、西洋医学に対する考え方、独自のエクササイズ法など、フルフォード博士の臨床経験での考察をもとに書かれています。
オステオパシーの世界、フルフォード博士の人間性に触れることのできる一冊です。
ここでは目次を紹介します。
目次
1章 オステオパシーとはなにか。
2章 宇宙のしくみと人体
3章 健康が問い直される時代
4章 オステオパシーにより健康
5章 自己管理の秘訣
6章 健やかな生、穏やかな死
7章 霊性を高める
8章 エクササイズ
9章 もっと知りたい人のために
~訳者あとがきの一節~
ロバート・フルフォードは、アメリカでは「異端の医師」と呼ばれて久しかった。二〇世紀という時代を考えれば、現代医学がとっくに捨て去った不可視の「生命力」を唯一の頼りに半世紀以上にもわたって数十万人の患者の治療に成功してきた医師が「異端」に見えたとしても、それは無理からぬことではあった。
だが、いつのまにか時代は変わっていた。異端の医師の見解こそが「医学思想の本流」であるとする立場(本書に序文を寄せているアンドルー・ワイル博士など)が脚光を浴び、国民の大多数が、かつては白眼視していたオステオパシーをはじめとする代替医療に熱い期待をいだくようになっていた。ヒーラーとして生きることに専念し、著述などに興味がなかったフルフォードに本書を書かせたもの、それは時代の要請以外なにものでもなかったといってもいいだろう。(p227~228参照)
当院ではこちらの本をはじめオステオパシー関連の本など、貸出し可能です。
ぜひ興味のある方は一声かけてくださいね。
※貸出カード等、記録など、返却期間もなく任意での貸し出しですので必ず返却お願いします。
当院にお越しの患者さんの多くは初めはオステオパシーを知らない方ばかりです。受けるだけでなくオステオパシーを知りたいと思う患者さんの声にお応えして今回この記事を書きました。「知る」ということは前向きな一歩と考えています。
では今日はこの辺で。