「ここ何年か味わったことがなかった」

こんにちは。
オステオパシー治療院TIDEの大野です。

 

今日は「患者さんから頂いた声」からオステオパシーによる身体の変化がどのような経過を辿るかについて書きます。

■30代女性

症状:長年の頭痛、生理時の不調(生理痛、腰、腹部痛、周期不順)

 

ご感想本文:今日は自分の体の変化に気付けたのでお伝えさせていただきます。

一つは頭痛です。今月に入ってから少しマシになってきています。痛くて我慢できないという痛みはないのでお薬も飲まずに過ごせています。大体いつも目が覚めた瞬間が一番痛くて後はだらだら痛みが続いている感じなんです。

それが今朝は目が覚めたとき痛くなかったのでびっくりしました。5分後からはいつもの痛みになってしまいましたが数か月ぶりだったのでベッドの中で驚いていました。

もう一つは生理痛です。いつも腰がだるくてお腹が痛いので痛み止めを飲んでいます。お薬を飲まなかったら、サーっと血の気が引くような痛みがあります。その痛みと戦うかお薬を飲むか、毎月そんな選択でした。先月もそんな感じだったのですが、今日お薬を飲まなくても大丈夫でした。だるくないし、痛くないです。こんな事ここ何年か味わったことなかったので驚いています。

周期も先月から28日周期できています。先月はたまたまかと思っていましたが今月もきっちり28日周期できたので驚きです。

いつも3~10日前後するのが当たり前だったのでそれが普通だと思っていたのでこの2か月はきちんときて嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

 

■施術者コメント

まずは貴重なご意見をいただきありがとうございます。

この方は初診から約二か月の間、約2週間に一度のペースで来院されています。

初診当初、第一呼吸システムの制限が強く身体の変化が小さい状況でした。

このような場合でも、症状の部位に捉われることなく機能の低下が起こっている部位にしっかり働きかけ、確実に一つ一つ問題を解決していく事が重要になってきます。

 

まず注目した一つ目は左半身の垂直ストレインでした。

この方の場合、何かの外力による左半身の強力な垂直方向にかかる圧により第一次呼吸システムに強い影響を与えていたことが分かりました。

 

そして二つ目は世代間の問題

特に臓器に対して強力な制限があり複数回の施術でようやく機能の改善がみられました。

 

このような点に留意しながら施術を進めていき、身体の変化を随時観察していきます。

 

そしてこのような事を続けること数回、施術終了時、確実に身体の中でエネルギーが循環し始めたたことを確認しました。私はこの時「もう大丈夫」という感覚を得ました。

この時は患者さん自身の感覚としては「良くなった」という感じは得られていなかった様子でしたが、それから後にこのような感想をいただきました。

 

このような実感というのは身体のサインであり変化の証です。よい実感を得るということは心理的にもいい影響を与えるので非常に貴重な経験になられたと思います。施術者としてこのようなお声をいただくのは非常に嬉しい事です。これからも更にいい実感を得ていただく為に見守っていきたいと思います。

 

日本でのオステオパシーはまだまだ認知度が低く、多くの方にこのような体験をされている方がいるということを知っていただきたいと思っています。特に今回の方のようなお薬を手放せない方も、諦めずに希望を持って頂きたいと思っています。

 

一人でも多くに方のお手伝いが出来ることを願っています。

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