小児のオステオパシーについて

オステオパシー治療院TIDEの大野正晶です。

 

最近当院では子供さんを診させて頂く機会が多いのでこの記事を書くことにしました。

まず、どのような子供さんを診させていただくかというと

 

●怪我(外傷)の治りが悪い。

・・・例えば足・膝等の捻挫や野球肩など、スポーツをしている小中高生に多い症状です。

●親御さんから見て普段の生活で気になる症状がある。

・・・例えば関節がポキポキ鳴る、抱っこしていて体の硬さが気になる、吐き戻しが多い等です。比較的幼児期に親御さんが気になる事が多い。

●発達障害、学習障害等の診断を受けた子供、又はその疑い。

・・・コミュニケーション能力に欠ける、集中力が低い、学習能力の偏り、身体のバランス能力、協調運動の困難等です。当院では幼児期から小学生位の子供さんが来院されています。

※この分野においては様々な定義や概念があるため一概に一括りにするのは筋違いであるかもしれませんが、こちらでは便宜上このような記載を致します。

 

 

人にはそれぞれ違う症状があり、それぞれの性格などの特性もありますが、オステオパシーでは「全身を診る」という理念がありますから、症状に捉われることなくまずは全身的に状態を診ていきます。

そこで構造や機能の滞りや不活発な部位に施術し、全身の協調性の向上、調和を目標に進めていきます。特別な状況以外にはほとんどの症状に対応でき、ソフトな施術ですので安心かつ有効です。

参考までに、怪我や外傷の子供さんは2~3回の施術で終了することが多いのも特徴です。子供の治癒力や施術に対する適応能力は大人とは比べ物にならない程の早さだといつも驚かされます。その後スポーツをしている子供さんはケアの為に定期的な受診もお勧めいたします。