タグ別アーカイブ: オステオパシー治療院TIDE

院内リニューアルしました。

皆さんこんにちは。大野です。

今月、院内の一部をリニューアルしました。

私としては、開業9年目にして念願のリニューアルです。

さっそく、どこが変わったのかをご紹介していきたいと思います。

換気機能付きエアコン
二酸化炭素濃度測定器

まずはエアコン、あと写真にはないですが換気扇を増設しました。さらにCO2濃度測定器で院内の換気量を把握します。

院内の換気能力が一気にレベルアップ!

次に施術室(更衣室)です。

カーテンにより部屋が二つに

施術ベットも新調

施術室をカーテンで仕切り、二つの部屋になりました。

ベッドはピッカピカ!でもまだ硬くて馴染んでません。。。

次第にいい感じに仕上がってくれるはずです。

更に・・・

待合室と施術室を隔てるドアを設置

これで施術中、人目を気にせず集中して受けていただけます。

先日、患者さんから言われたんですが、以前より施術室が静かになりました。

院前は時間帯によっては人通りがあり、院内からでも通行人の気配がするのですが、これがかなり軽減されました。

嬉しい副効果です。あとエアコンの効率も上がったような。。。

私自身リニューアルしたレイアウトにまだ慣れない部分もありますが、

いずれも感染症対策としてもバッチリ効果を発揮してくれるはずです。

撮影協力してくれた杉田ファミリー

これからもTIDEは皆さまに安心安全をお届けしてまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

オステオパシー治療院TIDE 代表 大野正晶

推薦図書 「いのちの輝き」

こんにちは。

大阪市福島のオステオパシー治療院TIDEです。

さて今回は前回告知しました当院の推薦本をご紹介いたします。 さっそくですがこちらがその本です。

 

いのちの輝き~フルフォード博士が語る自然治癒力~

 

私のバイブルです。 この本はオステオパシーを知る人なら一度は目を通したことがあるだろうというほど有名な書物です。

オステオパシー界では知らない人はいない伝説的なオステオパス(オステオパシーを施す者)であるロバート・C・フルフォード氏が著したものであり、彼の自伝的な本でもあります。

フルフォード氏が綴ったこの本の内容は非常に分かりやすく、彼の思考が読む側に伝わりやすく書かれていて、私自身もオステオパシーに出会った頃何度も読み返し、肌身離さずこの本に触れ、オステオパシーの素晴らしさに感銘を受けました。

フルフォード博士の提唱する代替医療はオステオパスだけではなく医師、または徒手療法に携わる多くの方に一度は読んでいただきたい本です。

私がこの本を患者さんにもお勧めし貸出しする理由は、その読みやすさにあります。

オステオパシーに限らず専門的な本は一般の方には難しい専門用語も含まれており、読むにつれて読書意欲がなくなってしまうこともあると思います。 そもそもフルフォード博士は臨床においても患者さんに分かるよう専門用語を用いずに説明するという方法をとっていたといいます。

それがこの本にも表れていて、実に読みやすく読み進めるにつれて彼の考え方に興味を持ち、どんどん読んでしまいます。

内容はオステオパシーの技術的なことではなく、フルフォード博士の施術経験の中での患者さんの変化やオステオパシーについて、自然医学に対する考え方、西洋医学に対する考え方、独自のエクササイズ法など、フルフォード博士の臨床経験での考察をもとに書かれています。

オステオパシーの世界、フルフォード博士の人間性に触れることのできる一冊です。   目次を紹介します。

 

目次

1章 オステオパシーとはなにか。

2章 宇宙のしくみと人体

3章 健康が問い直される時代

4章 オステオパシーにより健康

5章 自己管理の秘訣

6章 健やかな生、穏やかな死

7章 霊性を高める

8章 エクササイズ

9章 もっと知りたい人のために

 

~訳者あとがきの一節~

ロバート・フルフォードは、アメリカでは「異端の医師」と呼ばれて久しかった。二〇世紀という時代を考えれば、現代医学がとっくに捨て去った不可視の「生命力」を唯一の頼りに半世紀以上にもわたって数十万人の患者の治療に成功してきた医師が「異端」に見えたとしても、それは無理からぬことではあった。

だが、いつのまにか時代は変わっていた。異端の医師の見解こそが「医学思想の本流」であるとする立場(本書に序文を寄せているアンドルー・ワイル博士など)が脚光を浴び、国民の大多数が、かつては白眼視していたオステオパシーをはじめとする代替医療に熱い期待をいだくようになっていた。

ヒーラーとして生きることに専念し、著述などに興味がなかったフルフォードに本書を書かせたもの、それは時代の要請以外なにものでもなかったといってもいいだろう。(p227~228参照)  

 

当院にお越しの患者さんの多くは初めはオステオパシーを知らない方ばかりです。受けるだけでなくオステオパシーを知りたいと思う患者さんの声にお応えして今回この記事を書きました。

「知る」ということは前向きな一歩と考えています。

  では今日はこの辺で。

 

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オステオパシー治療院TIDE ~屋号由来~

こんにちは。

大阪市福島区のオステオパシー治療院TIDEです。

今回は当院の屋号の由来について書かせていただきます。

 

「当院では患者様の将来性を大切に想い、その方の人生の活路を開くお手伝いができればと思っております。」

 

「TIDE」とは「潮流」を意味しています。

自然の潮流は海の中で常に形を変え、一つとして同じ流れはありません。時に荒々しくもありますが、生命の起源とも言われる海は癒しでもあり、営みの場でもあります。

身体の内部の「流れ」は治療のプロセスにおける重要な役割を担っています。 また、身体の外部の流れとして仕事・趣味・人との繋がりなどの物質的な流れ。 過去・現在・未来などの時空の流れ。 それらの全てが合わさることで生じる「循環≒潮流」を連想して「TIDE」と名づけました。

 

何をするにしてもポジティブな将来を想像するとワクワクするような気持ちになりますよね。建設的に成し遂げた時の達成感は何とも言えない快感があります。そういったポジティブな気持ちを持つという事は治癒力を高める要素の一つであると考えています。そのプロセスの推進力は個人の意識であることは勿論ですが、外部からの後押し(推進力)が多く関係していると感じます。

 

人の出会い・繋がりはかけがえのないものです。 私もこれまで多くの方々ご支援により仕事や勉強、プライベートを楽しんでこれました。

 

私の仕事は、無理な力によって妨げられている部位を調整し、流れを再開することで、「活力のある身体、やりたいことをやる幸せ」を創造(想像)できるようにお手伝いをさせていただくことだと思っています。

 

これまで関わっていただいた方々に感謝と、その方々やその周りの方々にポジティブな影響を与えることが出来る様、そして搾取ではなく循環を生む努力をしていきたいと思っています。

 

オステオパシーの理論・哲学を通して、患者様の活路を開くきっかけとなれるようこれからも鍛錬を続け、技術、知識、経験を惜しむことなく提供させていただきたいと思っています。

オステオパシーがより多くの方に知れ渡り、症状改善の新たな選択肢として認知されることを願っています。

 

~まとめ~TIDEとは~

・潮流(流れ)を意味している。

・身体の不調を改善することで得られる人生における循環を目的とする。

・オステオパシーの可能性を知っていただくきっかけを提供できたらという思い。

⇒⇒⇒毎度堅苦しい文面になってしまい多少読みずらいですが少しでもご理解いただけたら幸いです(‘◇’)ゞ

まだまだオステオパシーについて書いていきます。

今後もよろしくお願いします☆

 

⇓ 先日頂いた自然食屋さんでのメニュー♡ 自然食にこだわり菜食でまとめられたメニューに感動しました。

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普段何気なく摂っている食べ者の内容は健康を維持する上で切っては切れないものです。 また「食」についても書こうと思ってます~!

 

では今日はこのへんで。

ありがとうございました。

オステオパシーによる健康「心因性トラウマについて」

こんにちは。

大阪市福島区のオステオパシー治療院TIDEです。

 

今回は以前書いた「トラウマ」の物理的トラウマに続いて、心因性のトラウマについて書きます。

 

これらは一般的に軽視されやすい分野かもしれません。

身体と心の繋がりについては、身体の内部の変化のためはっきりと分からないことや、精神的な病気に対して抵抗感がある、またはそもそも身体と心の繋がりについて考えない、自分の感情と向き合うことを拒否しているなどさまざまです。

 

身体と心の繋がりは決して軽視できることではありません。

物理的トラウマは主に外傷が原因であることから、比較的原因の場所がはっきり特定しやすいですが、心因性トラウマは外傷がないため、普通に生活している中で急に症状が出てくることがあります。

たとえば今までに経験したことのないショックな出来事があったり、長年続く葛藤などがあった場合、人は悲観のパターンにはいりこんでしまう。

発散しようと思っていてもなかなか抜け出せずに知らず知らず、身体のどこかに障害を作ってしまうという感じです。

 

伝説のオステオパスである(※オステオパスとはオステオパシーを施す術者のことをいう)ロバート・フルフォード博士は 「悲観にくれることがなぜそれほど有害なのか?なぜなら、そうした心理パターンが神経系のなかに特定の想念の回路をつくりあげ、それが全身の複雑な生理作用に影響するからだ。その害作用は胃痙攣から白内障まで、いろいろな症候群となって、からだの任意のところにあらわれる。」

 

と述べ 彼はそのような身体のシステムを

 

「巨大なドミノ倒しに似ている」

 

と表現しています。

このように心因性のパターンはなにかしら身体に影響を及ぼしています。

もしショックを大小に分けるなら、小さいことはなんとか自分で消化できたとしても、大きな問題の場合、悲観に暮れて時間が解決してくれたと思っていても無意識化に想念を身体にため込んでしまい、あたかも解決したと感じることが起こっている可能性があります。

長期的な問題や子供のころの経験(子供は外部の状況に敏感で順応性が高い傾向にあるため)はなおさらだということが想像できると思います。

そうした心因性の障害が元で他の部位に影響を及ぼしてしまうということです。

オステオパシーではこのような心因性トラウマに着目し治療にあたります。

主に脳や胸部で強く起こりやすい感情によるスパズムから全身に投影された障害を探し出し、それらに着目して施術にあたります。

それらはほとんどの方が無意識であり、症状もない場所の為見落とされやすいですが、解放された時のすがすがしさは今まで経験したことのない感覚になると思います。(私自身の感想です)

 

この治療はあなたにとって初めての経験になると思いますし、より確信に迫ることができると思います。

 

~まとめ~

・身体と心は繋がっている。

・経験したショックや長期的な葛藤などにより身体に障害をつくることがあり、症状の起源と関係している可能性がある。

・心因性トラウマは根本治療には欠かすことのできない治療であるといえます。

 

難しい話が続いてしまいましたが、 このような知識を知っておくだけでも、患者さんにとって悩みの改善策のヒントやポジティブな発想になる機会になればと思います。

その中で当院に足を運んでいただけることがあった時、説明がすんなりと頭に入っていくと思います。

話の理解が早いとこちらも大変助かりますしより治療に集中できます。結果的に患者さんの為になることは良いことだと思います。その上で気になることがあれば聞いてみてください。

私が知る限りお伝えしたいと思います。

当ブログで紹介するオステオパシーの治療理論により 、病院などで原因不明や長い間抱えている辛い症状をお持ちの患者さんにとって、新たな代替医療の選択肢として認識していただけたら幸いです。

 

 

芽吹く

オステオパシーによる健康 「物理的トラウマ」

こんにちは。

大阪市福島のオステオパシー治療院TIDE、院長の大野です。

 

今回はオステオパシーの考え方の中の「トラウマ」についてお伝えします。

最初にお伝えしておきますが、これは比較的多くの健康になりたいと思う人々が、見逃している事です。

 

オステオパシーはより人間の深い層にある原因について考え、それに対処していくという必要性が重視されているということを考えさせられます。

 

さて、トラウマという言葉で皆さんは何が思いつくでしょうか。

 

ウィキペディア先生によると・・・「典型的な心的外傷の原因は、児童虐待(幼児虐待)性虐待を含む虐待強姦戦争犯罪事故いじめ暴力アカハラパワハラセクハラを含む悲惨な出来事、実の親によるDV、大規模な自然災害などである。」

 

要は・・・”過去に経験した重大な物理的・心理的損傷”(あくまでも分かりやすく、簡潔に言うと。軽視している訳ではないです)

 

多くの人は人生の中で、大なり小なり、物理的・心理的損傷を受けています。

物理的なものは外傷の事を指します。皆さんも一度は経験したことがあるであろう突き指など。他には骨折や交通事故など、重度は様々です。

こういった物理的外傷もトラウマと捉えます。

なぜならこういった外傷によるダメージは、身体の中に蓄積されていくことがあるからです。

どういう事かというと、身体は健康を保つ恒常性が備わっているということが重要になります。

 

~リンゴが握力により破裂するには約70~80㌔の握力が必要と言われています。この過程でリンゴは破裂するキロ数に達するまで、形状を保つ恒常性があります。(ここではあえて恒常性といいます)いよいよ無理な状態になると形は壊れ、破裂してしまいます~

 

リンゴと同じように、人の身体も限界に耐えうる限界値があります。

人によって様々だとは思いますが、ただの突き指も限界以上の強い外力だとしたら骨折してしまうでしょう。骨折したら身体が反応し、損傷部位を修復する作業が始まります。それも大きな意味での恒常性です。

 

自然治癒力というほうが近いかもしれません。 ここからは「骨折しなかった」という前提でお話します。

突き指をした時、身体は全くノーダメージだと思いますか?

たぶんそうではないことは予想つくはずです。

骨折という変化がないにしても、小さいながら外傷の影響は受けています。

例えば皮膚、筋肉、関節包、靭帯、毛細血管、神経など、少なからずどこかの部分は影響を受けています。

きっと痛み、腫れ、内出血などがでてくるはずです。

 

では、この時の恒常性とは・・・”骨折しないよう「周囲の組織、骨」が外力に耐えた”ことです。

その組織、骨の活躍によって、人間の身体は簡単には壊れないようになっています。 さらにここで興味深いことは、

「どのようにして耐えたか。」

身体に柔軟性がないと動くことができません。

様々な方向に「動く関節」があることで身体は保たれます。 ただ柔軟に対応できたとしても代償がでてきます。

 

「外傷(衝撃)を身体(組織)の中に吸収する。そうすることで芯を保ち、壊れるのを防ぐ。」

 

これは関節の柔軟性を超えた範囲で起こっていることだと考えます。

関節以外の骨の外傷は特にこれに頼ります。 衝撃を吸収することで骨折や脱臼などの重症化を防いでいると考えられます。 この時、組織や骨の中に不活性が起こります。 ようするにこの代償的な損傷を処置しなければならないということです。

 

私の経験から、症状は外傷部位に一致するとは限りません。 症状の原因を探求することが私の大きな仕事だと思っています。

例えば”辛い”と感じることが増えた方など、古傷が痛む方など、なにか分からない長期的な辛さがある方など どんな症状の時でも過去の外傷を振り返ってみることでなにか改善のヒントが出てくるかもしれません。

 

 身体は自然と物理的外傷を吸収し身体を保つ反面、代償を身体の中に蓄積しているという認識を持ってみてください。

人間の身体のポテンシャル(潜在能力)、生命力とは輝かしいものです。

それをさらに輝かせるか曇らせるかはその人の生活や習慣、意識によって変わると思います。

私も自分のポテンシャルの可能性を最大限に生かせれる様努力したいと思います。

 

~まとめ~

・外傷性のトラウマとは物理的な影響によることです。

・骨や組織の中に外力による不活性が生じうる。

・症状の原因は決して外傷部位とは限りません。

 

今回は外傷性のトラウマについてお伝えしました。

心理的外傷についてもお伝えしていく予定です。 最後までお読みいただきありがとうございます。