こんにちは。
大阪市福島区福島にあるオステオパシー治療院TIDEです。
今日は症例報告を書きます。 ↓
【40代女性】
主訴:腰痛(発症機序特になし。2.3週間前から長時間座っていると痛みがでる)
オステオパシー的検査の結果
・腸間膜~第3腰椎にかかる牽引力
・右仙腸関節の制限
・右足関節~股関節が不活発な状態
以上の検査結果を踏まえて治療を行っていきました。
まずは腸間膜と腰椎の緊張を緩めていきます。 やはりこの時点で仙腸関節にも制限が感じられ 仙腸関節~下肢(特に右)へと治療を移行していき 頭から全身の協調性を図るため施して終了。
施術後 患者さん:なんとなくマシなような。
二回目来院時(9日後) 施術後痛みの種類が変わり、動作時に痛みを感じるようになり来院時はほぼ痛み消失。
オステオパシー的検査により腸間膜の緊張がほぐれていることを確認。 全身的に他の気になる部位を調節した後施術終了。
解説
この方は主に腸間膜という 腸を包んでいる膜~腰椎にかけての緊張が原因であると感じました。
今までに膝痛や足関節痛など外傷のない痛みを経験したこともあるとのことで 下肢まで影響しているのもこれが原因の可能性があります。
この方に限らず腸の緊張により腰痛がある方は非常に多いです。
腸間膜というのは腸間膜根を介して直接腰椎と接している部分です。 なので腰痛との関連性は高くなります。 腰痛に限らず、腸の緊張が強い方には特に生活習慣などのアドバイスをしていきます。
まとめ
外傷や発生機序の分からない痛みにもこのような原因を探し 治療を施すことで改善が見込める可能性があります。
中には今までの外傷や精神的なストレスなどの出来事が関わっていることもあります。 あと、腰から下肢の連動などで他の症状を招く可能性があるので 全身的な治療が必要になると思われます。
腸は人体最大の免疫器官としてだけでなく構造的にも非常に重要な役割をしています。 腸を労わる生活習慣を身に着けていきたいものですね。
今日も訪問いただきありがとうございます。