昨日当院で妊娠中のメンテナンスをされていた方からご出産のご報告をいただきました。

オステオパシーを受けることになった経緯や経過などを報告させていただきます。

 

妊娠初期に卵巣の腫脹で入院され、点滴などの処置により卵巣の状態は安定したものの、当時は家事をすることも辛い状況だったとのことです。

初産なのでより心配されていたこともあり退院後にオステオパシーの事を知り来院されました。

 

初診は妊娠4か月目の時でした。元々の構造的異常であろう骨盤周囲、胸郭の問題があり施術により機能の改善を目指しました。施術1回目以降大きく体調の改善がみられ、3回目以降は月一の来院にてメンテナンスを行いました。

 

そして妊娠6か月目付近の検診にて逆子が判明しました。逆子も視野に入れながら終始全体性のバランスを考慮して施術を進めていくと2か月後の検診時には逆子は改善していたとのことです。

 

妊娠初期から下肢痛やむくみなどの症状はあるものの後期になるにつれ症状も安定し、臨月の頃は心の余裕すら見受けられる感じがありました。

 

そして先日出産の報告時に、助産師さん達に「めっちゃ安産やった」とか「経産婦さんみたいにスムーズやったと言われました。」と喜びの声を聞かせていただきました。

 

施術家として妊娠さんのお手伝いをさせていただき、こういった声を聞かせていただくことは事は本当に喜びであります。そしてこれは妊婦さんに対するオステオパシーの有効性の一例です。妊娠中の体調管理、産前産後のケア、スムーズなお産の為にオステオパシーを取り入れられることをお勧めします。

 

妊娠中の健やかな生活、産前産後のケア、またお子さんのケアなどオステオパシーは多くの方にお手伝いができると確信しています。当院はそういった方をこれからもバックアップしてまいります。

以前から告知していました2/1~2(月~火)の出張治療が日程変更しましたので、通常診療致します。

【2月の休診日】

・2/11(木・祝)

・2/20~22(土~月)

・2/28~29(日~月)

 

ホームページカレンダーにて休診日はご確認頂けます。

カレンダー http://osteopathy-tide.com/#eo_calendar_widget-3

よろしくお願い致します。

 

「院長こらむ」

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このコラムでは身体に関する事や、お悩みの症状に関する記事、オステオパシーに関する事を解説していきます。

 

当院はご自身の身体に対する理解を少しでも深めていただきたい、それが悩み解決の第一歩だと考えています。

私は皆さんの希望に最良のアドバイスや技術を提供していくことが目標です。そのために私が出来ることは知識や技術の向上、オステオパシーの普及活動だと思っています。

 

まだまだ記事数は少ないですがこのような気持ちで情報量を増やしていきたいと思っています。

 

ぜひ一度覗いてみてください(^o^)丿

この時期特に急性症状を訴え駆け込んで来られる方が増えるような傾向にあります。この方も2日前に急に腰が痛くなり生活に大きく支障がでていると言います。

 

身体がくの字に曲がり、じっと座っていることも辛いという状況でなんとかならないかと当院を来院されました。

一度目の検査後特に腰椎周囲の筋膜の緊張が著名にでており、その部位に直接アプローチ、骨盤の調整と胸郭の問題、血管系の処置を施し一度目終了。

施術直後は歩く姿勢も痛みの程度もかなり改善。しかしまだ施術しなければいけない主旨を伝え数日後に再来院。

 

二度目は主に腎臓と背部に対する施術を行い痛みの改善や姿勢もまっすぐになり腰に関しては安定の領域まできたとの説明を行い終了しました。

そしてこの患者さんと話をしていると過去に背中を痛める外傷がありそれから手のしびれが出るとのこと(私の感覚と既往歴が一致)

その部位を施術して現段階の安定領域まできてはいるがまだ影響力が大きいので続けての来院を促す。

 

 

オステオパシーの目的は「全身の調和」です。症状は結果であると考えます。

 

 

これは私たちオステオパスと患者さんとの考え方の相違点であり、多くの方は症状が改善されると身体への注目が薄れていきます。そして後に同じことを繰り返します。

 

これは私たち施術者が患者さんにいかに身体に関する認識を持っていただくかという課題でもあります。

 

スティル博士の言葉

「人間の身体の全ての部分が秩序正しく機能しているとき、我々の身体は完全に健康体である。そうでないとき結果として起こるのが病気である。悪い部分を再調整すれば、病気は健康に道を譲る。」

オステオパシー治療院TIDEの大野正晶です。

この記事では私の紹介も兼ねて、この業界を志したきっかけをお話させていただきます。

■自己紹介

九州の佐賀県出身である私には3歳年上の兄がいます。

兄が大好きでいつも兄の後ろをついてまわる子供でした。幼いころから好奇心旺盛で兄のすることはなんでもマネをしていたように思います。

小学生の頃当時兄が所属していたバスケットボールチームに親と応援に行ったり、遊びでバスケットボールに触れることで、自然と自分もバスケットボールをしたいと思い、兄と同じ小学校のクラブに所属しました。入部には年齢制限があったので正式には小学4年から活動しました。そこから高校を卒業するまでの間約9年間はバスケットボール漬けの日々を送り、多くの全国大会や選抜大会にも抜擢され多くの舞台を経験することができました。

■この道を志すきっかけ

しかしその中でバスケットボールが出来ない時期がありました。それは怪我による強制的な休養を余儀なくされた時期です。足関節の捻挫に関しては幾度となく繰り返し、膝の故障、腰椎分離症による長期的なドクターストップなど、常に全身的になにかと問題があり、日々身体と向き合いながらプレーをしていました。

そんな中、運よくチーム専属のトレーナー(坂本氏)や体育教師の指導の元、医師の宣告よりも早期に回復することができ、継続的にトレーニングとマネージャーのケアのお陰で活動を続けることができたのです。その頃の感謝の気持ちは今でも忘れません。その反面怪我で活動ができない辛さを身に染みて感じることができたのもこの時期だと言えます。

私はこの頃から多くの人にお世話になり、自分の活動を支えてもらったという感謝の気持ちが、「自分も人の為に役に立つ仕事がしたい」という想いになり、お世話になっていた整骨院の先生の紹介で行岡整復専門学校に入学することになります。

■専門学校へ進学

入学当時は目標は漠然としていて、将来は整骨院を開業するという目標があるだけでした。

その頃は整形外科や整骨院でアルバイトと学業の両立をして生活する日々でした。専門学校では人体の基礎的な学問をはじめ整復学など専門的なことを学びます。アルバイトでは実際に患者さんの声や先生方の施術を見て学ぶという臨床経験を積ませていただきした。

当時勤めていた先生の影響もあり、次第に「もっと患者さんに良くなってもらうには・・・」ということばかり考えるようになり、参考書を探し回ったり、様々な治療院に施術を受けに行く事で自分なりの治療方法を模索していました。

■オステオパシーとの出会い

そして当時、知人からオステオパシーの事を聞きすぐにセミナーを受講しこの本と出合いました。


のちに私のバイブルとなる本です。

当時色々な治療法を体験したりという中で、オステオパシーの治療を目の当たりにした時は他の治療法とは違う素晴らしさを感じました。それは直感的なものでしたが「自分がしたい事はこれだ」という確信に至ったわけです。

当時オステオパシーは学校に通学して学ぶという体制がない時代でした。ですので受講生は遠い場所であろうと多くのセミナーに通い学ぶという事を繰り返しており、私もセミナーに参加しては練習を繰り返していました。

そんなセミナーに通いだした時期に不運な事に交通事故に遭い(後部からの追突事故)ムチウチにより一時は仕事にも出勤できない時期があり頭・首・背部・下肢の痛みやしびれ、全身倦怠感、吐き気等、数か月の間辛い症状に悩まされていた時でもありました。

そして当時勤めていた整骨院の先生方の治療のお陰でようやくセミナーにも参加できるように回復した頃、セミナー中にも関わらず、テーブルトレーナーの先生が治療をしてくださいました。特別にこちらが症状を訴えていなかったのですが、自然と治療が始まり先生の手が離れるまでの一連の見事な操作や、そしてその直後に感じたの爽快感といったら、、、言葉では表現できない気持ちよさでした。この感覚は今でも鮮明に覚えています。事故を受けてからずっと呼吸が浅くなっていた身体に、一気に大量の空気が入ってきて大きく呼吸ができました。肺ばかりではなく全身で呼吸をするような感覚を感じました。目の前の霧が一瞬で晴れオステオパシーを学ぶ意欲となり現在に至ります。

こういった実体験と通じてオステオパシーの魅力を感じる事ができたことは治療家としても大きな財産となりました。オステオパシーの有効性を体感したことで患者さんにもオステオパシーを受けていただきたいと強く思うようになりましたし、自信を持って提供することができるきっかけとなったと思います。

■開業に至るまで

その後勤務先を整骨院から整形外科に変わり、その間もセミナーを受講したり、同じ志を持った仲間と勉強を続けていくうちに少しづつオステオパシーを実践する機会を増やしていきました。間借りの小さいベッド一台だけ置けるスペースで仕事以外の時間を利用して患者さんを診させてもらったり、家族や友人の身体を治療させてもらったりしていました。生活の多くの時間をオステオパシーに費やし、多くの方の助言や家族の支えもありこの福島にて開業することができました。

この福島は大阪駅から一駅の好アクセスな立地故、飲食店がひしめく大阪でも有数の活気のある街です。幸運な事にご縁をいただいた店舗オーナー様のお陰で繁華街から少し外れた静かな環境を提供いただいております。個人的にお酒の場は好きな方なので近くにたくさんの飲食店があることは密かな楽しみの一つです。お店が多すぎてまだ多くの所は訪問しきれていないですが興味がある方はおすすめのお店の情報交換など是非お願いします☆

■これからのこと

話が脱線しましたが、開業して多くの方を診させていただきオステオパシーの効果を実感していただき、共感してくださる方が増えていることにまずは感謝を申し上げたいと思います。当院のほとんどの方はご紹介の方ばかりですのでこのように更にオステオパシーが普及していくことを願っています。多くの方にオステオパシーの素晴らしさ、そして各人が自立して健康な生活が送れるようにこれからも尽力していきますのでよろしくお願いします。

そして今後オステオパシーの普及の為に技術者の育成にも関わっていきたいと思っております。私自身まだまだ未熟者ですがこれまで学んできた理論や技術を少しでも伝えていけるように、これからも私自身より一層精進して参ります。

これからもよろしくお願いいたします。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

新年はじめの一週間いかがお過ごしでしょうか。

当院もまずは私自身が健康で暮らすことが目標です。来ていただく患者さんの身体と自分自身にも責任感を感じながら尽力してまいります!

そして新年早々にうれしいお葉書を頂いたのでこちらでアップします。(一部個人名が入っていますがお気になさらずに)

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患者さんから頂いたお葉書です。何気ないこのような一通の葉書にこちらのモチベーションも上げてもらえました。

ありがたいことです。

このようなマメなことをできる人はすごいな~と改めて思います。

私も経営者として小さなことからコツコツとできる年にしたいと思った年始でした。

最後に題名を訂正しておきます。

「私もマメになりたい。」

こんにちは。

大阪市の福島にあります、オステオパシー治療院TIDEの大野正晶です。

 

患者さんとの会話の一コマ・・・

「改めて、定期的に来ないといけないなと実感しました。」

約2か月ぶりに来院された患者さんの一言です。

当院の患者さんは半数の方は月に1度の来院をされます。

来院当初は症状の改善のため週に1度の来院を3回から5回続けて受けられるのですが、体の状態が安定すると2.3週に1度のペースになり、1ヶ月か2か月後には月に1度の来院頻度へと移行します。

今回の患者さんもこのような順序で2か月前までは調子がよかったのですが、最近になり体調の異変が出てきてすぐに来院されました。

過去に施術しているため比較的すんなりと施術も進み、安心して帰宅されました。

施術後に冒頭の言葉「改めて来ないといけないなと実感しました」とおっしゃられているように1度良くなっているにも関わらず再発または別の症状が出る方は多いと感じています。

そのため当院では月に1度はケアの為、もしくは定期健診的な感覚で来院されることをお勧めしています。予防すれば楽に生活できるし、時間やお金の負担も結果的に少なくなります。

少し先の将来に「自身の身体がどういう状態でありたいか」 改めて考えてみてはいかがでしょうか。

なにげない会話ですが私自身、印象深い一言でした。

こんにちは。

大阪福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。

こちらでは下肢にしびれなどを伴う腰痛について触れていきたいと思います。

しびれがある時皆さんはどういうことを思い浮かべるでしょうか。

多くの方がヘルニアではないかと口にされます。「しびれ=ヘルニア⇒治らない、手術が必要」と思っている方も非常に多いように感じます。

この腰痛にも多くの原因が考えられますし、複数の原因が複雑に関係しているケースも珍しくありません。とくに下肢にまで及ぶ症状がある時は、治療に関して慎重に行う必要があるケースもあるので、患者さん自身が正しい知識を持って行動されることが大切です。

どのような原因が考えられるか考えていきましょう。

 

■当院の考え方

オステオパシーの創始者スティル博士は「オステオパスは症状を扱うのではなく、原因を扱わなければならない。症状は、原因が矯正されれば消失する。」という言葉を残しています。これから推察されることは原因を突き止め、それを治療することができれば症状は自然と消失するということです。

これがオステオパシーの目的です。すなわち全身から骨の変位や神経、血管の圧迫などの原因を取り除き、その結果、人体のシステム全体に調和がもたらされることが症状の改善に繋がるという事になります。

オステオパシーのコンセプトを簡単にご紹介したいと思います。

➀身体は一つのユニットである。

・・・身体は各部位が繋がりを持ち、全体が調和して働いている。すなわち全身を一単位として捉えるべきであるという事です。

➁身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持っている。

・・・いわゆる我々には自然治癒力と言われる「治る」力が備わっていることを意味します。

③身体の構造と機能は相互関係にある。

・・・構造と機能は作用しあっている存在であり、まずは構造が正しくあることが重要であるという事です。

④オステオパシーは上記の基本的原理に基づいて行うべきである。

下記ではあくまでも読んで下さる方にできるだけ分かりやすい様に病名(症状名)で取り上げ、それについての基礎的な知識を交えてお話させていただきます。

■下肢症状を伴う腰痛とは

下肢症状を伴う腰痛とは一般的に腰部~下肢が痛む、又はしびれを感じるなどの症状が現れることを言います。

主な診断名として・・・

○腰椎椎間板ヘルニア

○脊柱管狭窄症

○坐骨神経痛

○バージャー病

○腰椎分離症(腰椎分離すべり症)

○脳梗塞

などが挙げられると思います。

その他にも腫瘍性、感染性、膠原病、心因性の腰痛など鑑別すべき病気は様々です。

■注意すべき症状

しびれなどの下肢症状も程度が様々で、中には感覚鈍麻、筋力低下、排尿便障害など重度の症状になる場合は外科的な処置が必要になることもあります。脳梗塞や内科的な疾患では下肢だけでなく手にもしびれをきたすこともあります。感染性の疾患などでは発熱を伴うことがあるということも鑑別すべきポイントです。

安静時や姿勢、歩行などで軽減または憎悪する症状に関しては主に脊柱の問題が示唆されます。一度整形外科にてレントゲン撮影などをされることをお勧めします。

■当院で行う下肢症状を伴う腰痛の対処

当院ではこのような腰痛患者さんに対し全身を施術対象とし原因を究明していきます。

過去の外傷に対する処置や脊柱の配列、筋筋膜的アプローチなどの筋骨格系に対する処置、内臓の機能異常、血管系などに対し施術を行い、機能の回復を促します。

現在日本においても約8割の人が腰痛を経験したことがあるという調査があり、その大半が原因不明と言われています。すなわち病院の検査で原因が分からないということです。患者さんから聞く事ですが「休養が必要です」「湿布、薬で様子をみましょう」挙句の果てには「心療内科を紹介します」とまで言われる事があるようです。

医療機関でも分からない状況の場合、より身体の機能異常などを調べていく必要があると思います。当院の患者さんは仕事を休まず、定期的な施術で普通に生活ができる方が多くいらっしゃいます。

■当院の治療方針

まずはオステオパシーの理論・方法に基づき、身体の検査を行います。どこが身体のシステムの不調をきたしているか原因を探していきます。

原因を突き止め、身体のシステム改善に留意しながら治療を行っていきます。

目標の状態まで到達するために必要な回数、日数などを随時アドバイスしながら毎回状態を確認し、治療を行っていきます。

ここで言う「目標」というのは「身体の機能(システム)の改善」です。結果的に患者さん自身の治癒力が症状を解消していくと考えています。

このように治療を進めていくと、個人差がありますが数回の治療により患者さん自身も身体の楽さを感じ始められます。私の経験上、そういう時期からは身体の回復具合も急速に早くなっていく気がします。

必要回数を重ね確実に身体のシステムの向上を目指すことこそ真の症状改善になると思っています。

これまで腰痛に関して3回に分けて書いていきました。

急性腰痛編

慢性腰痛編

簡単な解説ではありましたが、皆さんが正しい認識を持って最適な選択肢を選べるヒントになれば幸いです。

 

当院のホームページはこちら

当院の口コミをこちらでご覧になれます。

こんにちは。

オステオパシー治療院TIDEの大野です。

 

先日施術後患者さんからこんな質問が、、、

「先生、これは気功ですか???」

私「気功ではありませんよ~・・・」

 

確かに当院の行うオステオパシーは手で触れてじーっとして施術を行う事が多いです。(動かしながら行ったり瞬間的な施術など、手技の方法も色々あるのです)

 

少しだけ説明すると、患者さんに手を触れてじっとしているようで指先や私の身体は常に動いています。

更に言うと患者さん自身の身体も常に変化してます。

はい、これだけ言うと分かりづらいですよね~( ;∀;)

この微細な動きが治療には非常に大切なんです。

 

患者さんの中にはすごく敏感な方もいらっしゃって、

「今ココが動きだしました」「先生の手の中で何かがウニョウニョと動いてるみたいです」

など私が意図している事と同じことを感じている方もいます。

 

感じ方は人によって様々ですが、私の意図していることは常に一緒で、患者さんの身体の機能を復活させるお手伝いをしているので安心して受けていただければと思います。

 

体の不思議っておもしろい。

こんにちは。

大阪市福島のオステオパシー治療院TIDEの大野です。

先日出席してきました、講演会の報告です。

 

ホロン講座年次講演

講演者:長谷川博一(はせがわひろかず)先生

一般社団法人こころぎふ臨床心理センターセンター長。

東海学院大学元教授。

 

プロフィール

1959年、愛知県生まれ。

東海学院大学人間関係学部心理学科・大学院人間関係学研究科臨床心理学科専攻教授。臨床心理士。専門分野は心理療法、虐待、犯罪心理、青少年問題、人格障害。

親の立場から虐待問題にアプローチする「親子連鎖を断つ会」などを主宰。

不登校児童へのメンタルフレンド派遣、多くの刑事事件における被告の精神鑑定やカウンセリングを行う。著名人のカウンセラーとしても活躍。

 

 

講演の前半はホロン柳本歯科クリニックの柳本先生による

「ホロン的口腔歯科による人間力の復活~歯・体・心・魂の繋がりをみる~」

全国でも類を見ない柳本先生のホロン治療について、いつもさながらの素晴らしい内容の講演でありました。

後半は長谷川先生の

「症状や問題」は「助けて!」の心の叫び~心の深みへのまなざし~

 

 

臨床の中で直面する様々な「心の叫び」を発表してくださり、臨床心理士の先生が日頃どのような臨床に立ち合っておられるかというのがスライドの絵や写真から読み取ることができました。

私がおっしゃっていた「病気というより、個性として向き合う事が大事」という言葉が印象に残っており、私の臨床にも生かそうと感じました。

先生の多くの症例から読み取れたのは、人の感情の複雑さ、幼少期の体験というのは強い固着が生じるということ、家庭環境の大事さ、体と心の繋がりは非常に密接だということ。

非常に貴重なお話を聞く事ができ、とても充実した講演内容でした。

ホロン柳本歯科クリニックの先生はじめスタッフの皆様ありがとうございました。

さっそく長谷川先生の本も読んでみようと思ってます。


代表作 お母さんはしつけをしないで